マンホール

引っ越してきたのでこの辺りにずっと住んでいるわけではありません。

当然昔の様子などは知らないでいましたが、先日世間話で少し伺ったことなどあるので備忘的に。

 

元々関東平野全体がそうなのでしょうが前野町周辺も土地が低く水捌けも悪く水害には悩まされてきた歴史があるみたいですね。

今は地下水路、下水道の整備のおかげでとてもよくなったと聞きました。

40年前くらいには少し南の大谷口で大雨台風のあと歩くこともできないくらい水が押し寄せ小型ボートで救助を待ったこともあるそうです。

この前野町周りでもマンホールが水を吹き出して蓋が浮くようなことは日常茶飯事で、よく見られた光景とのことでした。

冠水は当たり前だったそうです。

 

少し北へ高島平の方へ行くと荒川の河川敷が近く、こちらも整備されるまでは水害により相当の困難があったことを想像させます。

江戸から長く続く関東平野の開拓史と重なる部分も多いのではないでしょうか。

 

2011年に震災の映像を見、簡単にですが洪水や津波でどの程度身の回りにまで水が及ぶかを調べてみたことがあります。

予測資料をざっと見ただけながら、荒川の氾濫、堤防の決壊があれば前野町周辺まで容易に水は到達するようでした。

やはり土地全体がどうにも低いのですね。

 

川の水位が津波や大雨で堤防を越えること自体、全く想像がつきません。

最近は巨大放水路などの設備が整い冠水もそんなに目にすることは無くなりました。

一度も経験がなく冠水、浸水など自分の身近に起こるとはなかなか考えられないでいますが、思っていたよりも可能性の高いところに住んでいると今回感じました。

実際荒川の氾濫は想定されているようです。

現実とならないよう祈ります。